とくいの銀行開業支援事業について

とくいの銀行開業支援事業について
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あなたの街でとくいの銀行を開業してみませんか!

これまで様々な地域の特性を反映し、支店を開業してきたとくいの銀行。
今度はあなたの街であなた自身が支店長(銀行員)となり運営してみませんか?

支援内容

・Webサイト

「とくい」の閲覧、ひきだしイベントの記録や告知に必要なwebサイト制作。

・通帳

あずけてくれた人に渡す「とくい」の履歴を記入する通帳。

・テレビ電話(もしくは直接)での開業レクチャー

・運営に必要な書類(ちょとく票、ひきだし申込書など)のデータ

自分で用意するもの、こと

・コミュニティスペースなど、銀行を開設できる場所の確保(とくいの銀行のATMをおいたり、ひきだしイベントをするための場所)

・ATM(頭取に制作依頼も可)

・看板(頭取に制作依頼も可)

・運営に必要な書類の印刷

・支店の管理運営

応募条件

・銀行を開設できる場所を用意できること
(※コミュニティスペース、個人所有のオープンにできる場、使われていない空きスペース、ロビーやカフェを間借りするなど)

・最低1年間継続すること

・活動を公開していくこと

応募にあたってのご質問やご相談の連絡先
info@tokuinobank.net

 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

※ここから下はとくいの銀行についての概要説明です。

とくいの銀行についてのあらまし

とくいの銀行は2011年から取手市井野団地で開業している、お金の代わりに「とくい」を運用する銀行です。自分のとくいなことをあずけると、だれかのとくいなことをひきだすことができます。

とりひきのしかた

たとえば自分の「足がはやい」などのとくいをあずけたとしたら、だれかがあずけた「ケーキを食べます」などのとくいをひきだすことができます。あずけるには「ちょとく票」という用紙に自分のとくいを記入してあずけます。ひきだすときは「ひきだし申込書」に記入して、ATMにいれるか、銀行員に渡します。銀行員が仲介してひきだしイベントを企画し、基本的にはどこか開かれた場所で実施します。

沿革

これまでとくいの銀行は、美術家の深澤孝史(頭取)のプロジェクトとして茨城県取手市の井野本店(2011.3-)をはじめ、浜松支店(2012.1-3)山口市ななつぼし商店街支店(2013.7-12)札幌支店(2014.7-9)を開業しました。また、富山市で当時大学生の松井遼子さんが、まちなかとくいの銀行 富山支店(2013.8-)を開業しました。これまであずかったとくいを合計すると2700件以上、ひきだしイベントは200件近くにのぼります。

支店の特色

井野本店

とくいの銀行の最初の店舗です。取手市井野団地のコミュニティカフェ「いこいーの+TAPPINO」に間借りしながら運営しています。団地の資源を視覚化しつつ、団地に関わる人たちとの一対一の関係を重視したプロジェクトを実施するために開業。現在は団地付近に住むS夫人が中心となり運営。おおよそ月1ペースでひきだしイベントを実施。

井野本店ウェブサイト   http://www.tokuinobank.net/

ななつぼし商店街支店

山口情報芸術センター(YCAM)10周年記念祭で実施されたコンペティション「LIFE by Media」の受賞プロジェクトとして開催。山口市の中心商店街に店舗を期間限定でオープン。商店街の各店舗に本業の業種とは異なる「とくい」をあずけてもらいその「とくい」が流通するもう一つの商店街「ななつぼし商店街」をつくるという新たなまちづくりを同時に行う銀行。

ななつぼし商店街支店ウェブサイト   http://nanatsuboshi.tokuinobank.net/

札幌支店since1869

札幌国際芸術祭2014のアート×ライフの一環として開催。札幌支店は、頭取が1869年の北海道開拓期にタイムスリップして開設した銀行。そのことで札幌の歴史が変わり、とくいがひきだされると古くて新しい風習がたくさん生まれていく。それらを収集保存した札幌市開開拓資料館も併設されている。

札幌支店Since1869ウェブサイト   http://sapporo.tokuinobank.net/

頭取紹介

深澤孝史(ふかさわたかふみ)

美術家。1984年山梨県生まれ。代表作に「越後妻有民俗泊物館」(2015、第6回大地の芸術祭)、「とくいの銀行 札幌」(2014、札幌国際芸術祭)、「とくいの銀行 山口」(2013、山口情報芸術センター10周年記念祭)「とくいの銀行」(2011-、取手アートプロジェクト)など。
http://fukasawatakafumi.net/