おしらせ

5.28[イベントレポート]俳句の会

日下さんの俳句のとくいを、前回詩吟を披露していただいた飯島さんにひきだしてもらい開催が決定しました。

途中飯島さんは体調が悪くなり無理せずおうちで休むこととなりました。
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まず日下さんから俳句のルールやコツを伝授してもらいます。
季語をいれなければならないということで
季語辞典を見せていただきました。

逆に季語をふたつ以上いれてはならないなど
川柳との違いがだんだんわかってきました。

あまり五七五の調子に合わせようとは最初は考えず、
普段の暮らしの中で感じた季節をもとに考えるとよいとのことでした。

スクリーンショット 2015-05-29 12.38.43他の参加者2名は俳句歴うん十年のベテランで、俳句が生活の一部になっている
みどりちゃんと、斉藤さんが参加されました。

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まず短冊を渡されてとにかく考えます。

スクリーンショット 2015-05-29 12.40.18時間がきたら時計回りに詠んでいきました。

それぞれの俳句です。

日下義弘
夏蜜柑 伊豆の香りを運びたる
さくらんぼ ダイヤの光芒 放ちたる
蛞蝓(なめくじ)の 歩む姿の 拙さよ

川口みどりちゃん
夕焼けにあるやも知れぬ裏表
夏のカフェ句会講座は満席に
手渡さる投句用紙に新茶の香
いく度も推敲なす若葉の句
草笛や時はよく鳴りぬ
大病も通過点とし青き踏む
句を詠むも生きる支へよ青田風
若葉光何はなくてもまず平和
草笛に幼な日重ねドレミファソ
どくだみの十字の花は騎士の色
外国(とつくに)の地震(ない)も我が身や夏に入る

斉藤美智子
バラの園風が挨拶してゆきぬ
湯上りの喉ごしつるり心太
樟若葉気ままな風と歌いだす
短夜や貨物列車の過ぎる音
餌ねだる子燕巣からこぼれそう
青葉風武者行列をなでゆけり
堰の水うるおす青田二万石
たんぽぽの䋈糸に乗せて夢一つ

 

添田恭子
夏大根 ビビン麺で 又太る
ざるいっぱい 蟻と競って 苺つむ
甘藷挿す 食べる楽しみ 太る悩み

深澤孝史
30度 ひなたとひかげ 25度
梅雨の中 走る自転車 完全防水
甲斐の里 幼き日々の さくらんぼ
コーヒーの氷がカランと溶けていく
日差し浴びカエルがミイラになっちゃった

羽原康恵
草刈りて追いかけっこの心持ち
早苗束抱えて我が子泥まみれ
はたきかけ杉板削りひる守宮(やもり)

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最後にみんなで賞を決めていきました。

IMG_3566書道セットは添田さんが用意してくださりました。はばらさん、らんかちゃんのお母さん、添田さん、頭取とみんなで書きました。頭取以外みんな達筆。

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短い文章ですが、それぞれの考えることや、なにを見ているかということ、
また選ぶ言葉と滲み出てきておもしろかったです。